南三陸ミシン工房
東日本大震災をきっかけに南三陸で生まれた工房は、ミシンと共に復興の道を歩みます。
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南三陸ミシン工房とは?とは
5周年
2016.10.17
先週13日の夜に、ミシン工房のポーチを持参して地元のホテル観洋さんへ伺いました。

びゅうトラベルサービスさん主催の震災復興ツアーに参加されたお客様がこの日都内を出発して女川、金華山を回ってホテル観洋さんにチェックインしたのでした。

東日本大震災から5年半経ったいま、復興ツアーにご参加いただくなんて本当にありがたいばかりです。

このツアー参加者の皆さまへのお土産として、南三陸ミシン工房のがんばっぺし!!ポーチが選ばれ、夕食の席で直接お渡しし、併せて少しお時間をいただき、南三陸ミシン工房代表の熊谷からお話をさせていただくことになっていました。

ホテルに着いて夕食会場を尋ねると「クイーンエリザベス」とのこと。
てっきりフロントからひとつ下の宴会場だと思っていたのですが、「クイーンエリザベス」とのことで驚くと同時にあの頃のことが一気に駆け巡ってきました。

「そうだ、あれから5年経ったんだ」

そう、私たちの活動の原点が、ここホテル観洋さんの宴会場「クイーンエリザベス」だったのです。

2011年の秋、ミシンの講習会を行いながら家庭用ミシンとアイロン台、アイロン、お裁縫セットをお渡しする活動をこの町で始めました。
それまでの単純な物資支援から一歩踏み出し、ミシンによる物資支援と生きがい支援、自立支援が目的でした。

津波による甚大な被害を受けて活動を行うにも町には、外部の人間が借りられる建物らしい建物がなく、ホテル観洋さんの宴会場を借りてのスタートだったのです。
当時、私たちの活動にご理解を示していただき、ホテルの宴会場を無料でお貸しくださった観洋のおかみさんには今も感謝しております。

毎週金曜の夜にボランティアを乗せて東京を出発し、土曜の明け方に観洋さんに到着。
すぐに講習会の設営準備に入り、土曜日曜と講習会を開催し、被災した方々へミシンをお渡ししました。
震災から半年経った当時は、ちょうど避難所から仮設住宅に移ったものの、これから先どうしたらいいか先が読めない状況で町もめちゃくちゃなままでしたから、講習会に参加された方々も元気のない様子でしたが、お帰りになるころにはミシンを一日踏んでとても元気になられて笑顔になっていたのを思い出します。
日曜の夜に活動を終えてクルマで帰京、月曜の午前1時、2時に都内に到着して解散。
ボランティアの皆さんは会社勤めの方が多かったので、そのまま最寄りのネットカフェで朝まで仮眠し、出勤していたと記憶しています。
振り返ると、ずいぶん無理なことをしていました。
当時、かかわってくださったボランティアの皆さんは今は活動から離れています。
みんな、元気にしているでしょうか。

多くの方々の支えで南三陸ミシン工房は今日まで活動を続けてきています。

そんなことを思い出しながら、観洋さんの夕食会上で今の南三陸の様子やミシン工房のことをお話してきました。
お話しする機会が割と多いので、いつもなら何でもないのですがこの日はなんだか時折胸が詰まってしまい、話が途切れそうでした。

そんなわけで、ものづくりと販売、そして参加している女性たちへのケアや町内でかかわっている方々との連絡などで日々あわただしく過ごしていて何も記念になるようなことはしていないのですが、活動を始めて5年になりました。

ここまでよく続けてこれたと思います。

さまざまな形でご支援いただいた皆様のおかげです。

おかげさまで、NPO法人設立から4期目なのですがようやく4期目で黒字になりました。
昨年はたくさんのご注文をいただきましたのでなんとか達成です。

感謝の気持ちを込めて、少しだけなのですが、今年の春から始めたオンラインショップの売り上げの一部を九州の地震の被災者の皆様のためになるように寄付いたしました。

赤い羽根共同募金「災害ボランティア・NPO活動サポート募金・九州」(ボラサポ九州)です。
http://www.akaihane.or.jp/kumamoto/about.html 

熊本・大分の被災地も震災から半年が過ぎ、これからが正念場です。
世間の関心は薄れてくる頃ですが、被災地のためになにかしたいとNPO法人やボランティアの皆さんが活動を続けています。

その方々を支えるための募金となります。

実は私たちも、赤い羽根の助成金で活動当初とても助かったのでした。
小さな御恩返しの気持ちも込めて、赤い羽根ボラサポ九州へ募金しました。

ボラサポ九州への募金はこれからも継続していきます。続けていくことが何事も大事です。

私たちは6年目をがんばって歩んでまいります!
 
南三陸ミシン工房