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特別授業
2022.02.08
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先日、東京吉祥寺で開催された催事ではコロナ禍のなか、たくさんの方にご来場いただき誠に有難うございました。 多くのお客様とお話しができて気づいたこともたくさんあり、また励ましのお言葉なども頂戴して感謝の限りです。 1週間の催事を終えて、翌日都内でコロナ検査を受け陰性であることを確認したのちに友人宅に移動し、そこのWi-Fi環境をお借りして都内の中学校とオンライン特別授業を行いました。 ミシンと共に歩んできた道のり、東日本大震災のこと、今の町の様子、ふなっしーやSMAPのことなど、震災当時幼かった皆さんにたくさんのことを伝えてきました。 もうすぐ11年が経つ、東日本大震災のことは記憶の風化が激しくこうして若い世代に伝えていくことも私たちの大切な責務となっています。 生徒の皆さんは、4月以降に家庭科の被服実習でポーチ作りに臨みます。 資材は当工房が提供する生地から生徒の皆さんに選んでもらいます。 家庭科のない国も世界にはあります。 小学校時代を海外で過ごした帰国子女の生徒さんにとっては、貴重な体験かもしれません。 先生から、生徒の皆さんの感想文が送られてきましたのでじっくりと読みたいと思います。 また、千葉県幕張の中学校とも本日オンライン授業を行いました。 こちらは1年生が対象で、昨年秋に家庭科の授業でトートバッグ作りをしました。 いつもなら、被服実習の前に工房代表の熊谷のお話しをする機会を頂くのですが、今回はコロナ禍ということもあり、日程調整が難しかったようで、本日の開催となりました。 なるべく飽きないように、エヴァンゲリオンや鬼滅の刃、LINE誕生の話も交えて、彼らにとっては遠い過去にあった事実を伝えるだけでなく、より具体的に身近に感じてもらえるように工夫してみました。 間近に迫る、首都直下地震や南海トラフ巨大地震の時は、この子たちが主役となって多くの人を救ってほしいと願っています。 いつも授業の中で生徒の皆さんに「この本、読むといいですよ」と伝えている書籍をご紹介します。 「災害と生きる日本人」 歴史学者磯田道史先生と国文学者中西進先生の対談です。 自然災害の多い私たちの国、日本で祖先がどうやって向き合い、生きてきたか。 磯田先生が、震災後に南三陸町に入り防災対策庁舎のあった場所に立ち、その地名を知って絶句するくだりがあります。 よろしければご一読ください。 |
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